イカマ訪問

ハレルヤ!

皆さまのお祈り、心から感謝します。

無事、タンザニア奥地の村から帰りました!

今回は、この訪問旅行の報告をさせて頂こうと思います。

タンザニア西部へ

7月20日(火曜日)、デイビッド兄とともに奥地の村「イカマ」に向けて旅立ちました。

タンザニアとザンビアを繋ぐ『タザラ鉄道』で出発!
ダルエスサラームからキエラまでの道のり(徒歩だと7日間かかるようですw)

港町のダルエスサラームから、まずは隣国マラウィとの国境にある町キエラまで電車で28時間!

無事キエラに到着!

水曜日の午後18:00ごろにキエラに着くとホステルで一泊し、翌日食料を買い込んでイカマに向かいました。

キエラからバスで15分ほど走ると、カカオの森へと入っていく舗装されていない道が見えてきます。

この先は車では入れないので、バイクタクシーに乗り換えました。

ここからさらにバイクタクシーで15分。最後にカカオの茂みの中にバイクが突っ込んでいったかと思うと、レンガ造りの教会堂が見えてきました。

ここにバイクで突っ込んでいくと、、、
イカマの村の教会堂!

そして、イカマの教会の牧師ムワンビギジャ先生ご家族とお会いし、インド人教会から託されていたスワヒリ語の聖書やトラクトなどの贈り物を送り届けました。

イカマの村の紹介

翌日から、ムワンビギジャ先生が村を案内しながら様々なことを話してくれました。

イカマの村はカカオの木に囲まれた農村です。

カカオの他にも、バナナやヤシ、米などを栽培して生計を立てているようです。

一見普通の農村のようですが、実はとても特殊な村であることをムワンビギジャ先生が教えてくれました。

もともとこのイカマという村は、他の村から追い出されてきた魔術師たちが「自分たちだけの村を作ろう」と始めたのだそうです。だから、村人皆が魔術に関わっていました。昔から多くの牧師たちがこの村にも教会を建てようと試みましたが、彼らはことごとく魔術によって追い出されてしまいました。イカマで宣教しようとしたある牧師は家族全員が変死し、死体の頭と体の向きが180度逆になっていたそうです。他の牧師たちも殺されたり、逃げ出したりしてしまったというのです。

日本にいると「魔術師」なんて物語以外でなかなか聞くことがないので、このように魔術の力が顕著に働いている村があるのには驚きました。

魔術との戦い

ムワンビギジャ先生が2004年にこの村にきてからも、多くの危険や攻撃があったそうです。

ムワンビギジャ牧師

特に、イカマの村で宣教を始めてから最初の23日間は大変だったそうです。毎晩4回誰かに両手で首を絞められている感覚によって目が覚めるのです。

それからというもの、彼は徹夜で祈り始めました。主に特別な力を与えられて、毎晩夜中の2時や3時、時には4時までも目を覚まして祈っていたそうです。

そして、祈り始めてから24日目の夜に神さまから「行って、あなたの敷地のあの木をイエスの名によって切りなさい」と指示がありました。翌朝彼が行ってその木を切り倒すと、どこからともなく人々がやってきて「なぜこの土地の木を切るのか?」と苛立たしげに訊きました。牧師が「神さまがそうするように仰ったからだ。」と答えると、「今に見ていろ」と言って彼らは去って行きました。後から分かったことですが、この時切り倒した木は、魔術師たちが霊的な世界に入っていく「扉」のようなものだったそうです。

この時から、牧師に対する魔術師たちの集中的な攻撃が始まりました。彼の奥さんが突然病に伏せったり、夢の中で魔術師たちが襲ってきたり、教会堂の椅子が血で真っ赤に塗られたりしたそうです。

また、教会周辺に何匹ものヘビが出現するようになりました。それらは魔術によるもので、中には明らかに不自然なものもいました。あるヘビは、骨が剥き出しになっている部分と、皮と肉がついている部分が交互になっていたそうです。ムワンビギジャ牧師はそのようなヘビと戦い、合計560匹ものヘビを殺したそうです(それから先は数えるのをやめたそうです)。毒ヘビに三度噛まれたこともあるそうですが、今でもこの通り元気に生きています。

このような戦いの中でも牧師がこの村に留まって証し続ける中で、魔術を捨ててイエス様に従う人々が起こされ、今では約70名の教会員がいるのです。

日曜日の礼拝にて(教会員の多くは学生で、別の地域で寮生活をしているので、この日はいませんでした)

ワニに食べられた牧師の母

また前回のブログに「牧師の母がワニに下半身を食べられて亡くなった」と書いたのですが、これは間違いでした。彼女は確かにワニに噛まれたのですが、主の驚くべき助けがあったのです!

ある日洗濯に川に行った彼女は、ワニに足を噛まれて水の中に引きずり込まれてしまったそうです。

その時に彼女はこう祈りました。

「神さま、もし私がこのまま水の中で死ぬことが御心なら、それでも構いません。しかし、もし生き延びることが御心なら、どうか助けてください!」

そして2時間後、ワニが彼女を咥えたまま水面に上がってきた時、なんと彼女にはまだ意識があったそうです。彼女が助けを求めて叫ぶと、それを聞いた旦那が駆けつけてきて、川に飛び込み、ワニの口に棒を突っ込んで彼女を救出しました。

そうして病院に運ばれた母でしたが、ワニに噛まれた足がグニャリと曲がっていたため、足に金属の棒を通す手術が必要だと言われました。しかし、手術前の検査で血液が足りなかったため手術ができないと医師に言われてしまいました。ワニに噛まれた時に血を大量に流してしまったのです。

彼女はそこで諦めずに祈りました。

「イエスさま、あなたは十字架で私のために血を流されました。その血を今私の体に入れてください。」

そして、もう一度検査してもらうと、血液の量が増えており、その場にいた患者の誰よりも多くなっていたそうです。このあり得ない事態に驚いた医師たちは、何が起こっているのかわからないのでその日のうちには手術できなかったそうです。

結局手術は無事に終わり、彼女はその後も7年間も生きました。そして、彼女の奇跡的な回復の証は、病気にかかっている人たちが信仰を持ち、癒されるために大いに用いられたそうです。

牧師の母がワニに噛まれたという川の『橋』(両岸から木が倒れているだけ)。この地域にワニが生息していたのは魔術によるもので、祈りによって今はいなくなったそうです。

村を変える祈り

村全体の様子も、牧師が来てから大きく変わりました。

村の市場の様子(市場の正面にはブタの量り売り)

昔はこの一帯はビール造りが盛んで、毎晩のように酒盛りが行われ、多くの問題を引き起こしていたそうです。

この問題に心を痛めた牧師は、とりなし始めました。そして毎朝酒造の前に行き、その商売が廃れように祈りました。すると、彼が祈った酒造では美味しいビールが作れなくなり、やがて皆店を閉めて農業に戻って行きました。そうして村から酒造がなくなると、次第に平和な村へと変わってきたそうです。

今では夜になると、村はとても静かで虫の声がよく聞こえてきます。

一人の祈りが、村全体をこれほど変えることができるのです!

タカの子とニワトリ

こうして5日間イカマの村に滞在する中で、一つの寓話が心に浮かんできました。それは「ニワトリと一緒に育てられたタカ」の話です。

ある日、森でタカの卵を拾ったおじいさんが、それをニワトリ小屋の巣の中に入れました。雌鳥は、他の卵と一緒にそれを温め、まもなく生まれたタカの子は、他のヒヨコたちと共にニワトリとして育てられました。

やがて成長したタカの子は、ある日大空を優雅に飛んでいる鳥を見て言いました。

「気持ちよさそうだなぁ。僕もあんな風に大空を羽ばたいてみたいなぁ。」

しかし、兄弟のニワトリたちから「ニワトリは飛べない鳥だから無理だよ。」と諭され、諦めてしまいます。

そうして、タカの子は一生自分が何者であるかに気づかず、大空を羽ばたくことなく生涯を終えたのでした。

僕は日本にいた時にも、アフリカで起こっている奇跡の話を聞くことはありましたが、それらは自分とは違う世界の出来事だと心のどこかで思っていました。死人が生き返ったり、魔術との戦いがあったり、食べ物が増えたり、、、それらはアフリカだから、または特別な人だからできることなのだと。

しかし、実際にイカマの村を歩き、様々な証を聞きながら感じたことは「自分も彼らと同じ可能性を持っている」ということです。

数々の驚くべき証とは裏腹に、ムワンビギジャ先生はとても素朴で謙遜な牧師でした。そして、彼はいつも自信に満ちて歩んできたのではなく、目の前で不可解なことが起こるたびに主に尋ね、ただ主に頼ってきたのだということが証を通して伝わってきました。彼が特別な知識や信仰を持っている訳ではなく、ただ特別な主とともに歩んできたのです。

彼も私も同じ「神の子」です。イエスキリストを信じたときに、特別な可能性を持って生まれてきたのです。しかし、人間の常識の中で育ってきた私は、あのタカの子のように自分の多くの可能性に気づかずに生きてきたのかもしれないと感じました。

「私は本当に神さまの子としての人生を最大限生きているのだろうか」という問いが自分の中で響いています。

自分の限界を超えて主に頼り、さらに神の子らしく生きたい!

そんな深い願いを植えられた訪問でした。

イカマ訪問」への5件のフィードバック

  1. しぶけん のアバター しぶけん

    待ちに待った『イカマ村訪問記』が出ましたね!それほど乗り心地が良くはないであろう列車で28時間!!!よく耐えましたねぇ。

    「自分が特別なのではなく、『特別なお方』と共に歩んでいる」という言葉が心に残りました。心から「アーメン」です。

    ターちゃんは将来、どんなところに遣わされ、どんな風に用いられるのでしょう?今からワクワクします。タンザニア滞在も残り半年。神様の御声に更に耳を傾けて行きましょうね。

    いいね: 1人

    1. takatydog のアバター takatydog

      はい!
      長らくお待たせしました。笑

      ムワンビギジャ先生の証、自分も将来こんな村で宣教するのかなぁ、とかワクワク考えながら聞いていました。
      証はどれもにわかには信じがたいようなものだけど、中心にあるのはやはり牧師の主との親しい歩みだなぁ、と感じました。
      タンザニア滞在も残り半年。ここでしか聞けない話やできないことをどんどん体験しつつ、主の声に耳を傾け、主との関係がますます深められるように努めて参ります!

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    2. takatydog のアバター takatydog

      ちなみに、電車は僕はよく眠れたので28時間もあまり苦になりませんでした。
      幼少期の訓練の賜物ですね。笑笑
      でも、よく眠り過ぎて綺麗な景色をいくつか見逃してしまいました…

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    1. takatydog のアバター takatydog

      ありがとうございます。
      こういうところに行くと、やっぱり将来自分がどこに遣わされるのか思い描いてしまいますね。
      神さまがどこに遣わしてくださるのか、楽しみです。

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